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男性の便秘は生活習慣やストレスが原因?対策法はある?

便秘に悩んでいませんか?便秘は珍しいことではありませんが、慢性化すると辛いものです。

また、便の状態は体の調子をみる1つの指標であり、快適な便通でないと、様々な別の不調も現れます。医師などの専門家に相談することもおすすめしますが、なるべく早めに解消したいですね。

今回は便秘になる原因を詳しく解説し、そのあと特に男性の方の便秘に多い過敏性腸症候群について、その症状と対策法について紹介します。

そもそも「便秘」とは

便秘、といいますが、どういう状態を指すのでしょうか。

便秘には急性と慢性があります。慢性便秘は機能性便秘ともいい、実ははっきりとした定義が下記ガイドラインにて定められています。

「便秘症」の診断基準

以下の6項目のうち、2項目以上を満たす。

排便の4分の1超の頻度で、強くいきむ必要がある。

排便の4分の1超の頻度で、兎糞状便または硬便である。

排便の4分の1超の頻度で、残便感を感じる。

排便の4分の1超の頻度で、直腸肛門の閉塞感や排便困難感がある。

排便の4分の1超の頻度で、用手的な排便介助が必要である(摘便・会陰部圧迫など)。

自発的な排便回数が、週に3回未満である。

(引用:慢性便秘症診療ガイドライン2017

上記のような症状が6ヵ月以上前から続いており、直近3ヵ月で上記の条件を満たしている場合には、慢性便秘症と診断されます。

便秘の原因は?

慢性便秘の原因の多くはストレス、加齢、生活習慣の影響を受けているもので、ちょっとした運動、食生活や生活習慣を見直すことで解消されるものがほとんどです。

慢性に対して、急性便秘は腸など臓器の異常から起こるものが多く、冷や汗をかくような腹痛を伴う場合には医療機関を迷わず受診する必要があります。

以下「慢性便秘症診療ガイドライン2017」などにおいて改善方法(治療が必要なら治療方法)を探るために原因と症状別で分類したものです。

器質性

器質性便秘とは、腸をはじめとした臓器に異常が生じ、便の通り道が阻害されるため起こる便秘です。診断には内視鏡検査やCT検査、造影X線検査等が必要になります。

急性便秘は器質性のものがほとんどです。阻害されている腸などの形態的特徴から,狭窄性もしくは非狭窄性に分けることができます。

①狭窄性

大腸管腔が細く狭くなって便の通過が妨げられているものです。腫瘍が存在し、その結果狭くなっている場合や、大腸壁の繊維化によって幅が狭くなっている場合があります。

病名としては、大腸癌・Crohn(クローン)病・虚血性大腸炎などが考えられます。

症状判断としては、便秘のみならず、血便や激しい腹痛、下痢など他に深刻な症状がみられることがほとんどです。

②非狭窄性

対して、非狭窄性は、狭く細くはなっていないけれど、腸の形状に問題があり、排便ができない状態となっているものです。

この場合は、排便の回数が減っているか、便意はあるが困難なのかでおおよその状態が分かります。

排便回数減少型

大腸管腔が拡張(巨大結腸)してしまい、便を外へ送り出す力が弱くなっていると考えられます。

排便困難型

直腸瘤、直腸重積、巨大直腸、小腸瘤、S状結腸瘤など、腸がねじれていたり腸壁が引っ付いていることで、便がうまく通ることができず、十分に便を外に排出できないため残便感があります。

機能性

機能性便秘とは、腸や内蔵に直接的な問題がないもので、慢性化的な便秘を指します。

排便の状態によって大腸通過遅延型、大腸通過正常型、機能性便排出障害に分けられ、原因が探られます。

①大腸通過遅延型

便を移送する力が弱くなって大量の便が貯まるタイプの便秘です。便が大腸を通過する時間経過を測定した結果、遅いことで判断されます。

様々な原因で起こりますが、一番多いのが特発性で、疾患としては原因がわかりません。

その他には次のようなものがあります。

症候性

考えられる疾患として、代謝・内分泌疾患や神経・筋疾患、膠原病により、腸の動きが低下しているものです。

薬剤性

このケースには、服用している薬の影響が考えられます。よく知られているものとしては、向精神薬、抗コリン薬、オピオイド系薬があります。服用していて、便秘が気になる方は医師に相談しましょう。

②大腸通過正常型

腸通過正常型

便が、大腸のなかは速やかに移送されているのに排便回数が減ったり、排便が困難になったりする場合があります。

排便回数減少

そもそも食事が少ない、食物繊維が足りない等が原因で便自体が少なく、排便機会が減っていることが考えられます。水分も不足するため、排便困難を伴うことも珍しくありません。

排便困難

水分が不足するなどで便が硬くなり、排便するのに苦痛を感じる便秘です。特に回数が減っていない場合は便の軟化を促すのみでよいため、改善が比較的簡単です。

③機能性便排出障害

例えば、骨盤底筋、協調運動障害、直腸知覚の低下、直腸収縮運動の減弱や腹圧(怒責力)低下などにより、便を気持ちよく最後まで排出できない、残便感がある便秘です。加齢などが要因となることが多いものです。

男性の便秘の主な原因は何?

ここからは男性の便秘に関してみていきましょう。一般的に、便秘に悩んでいる男性は少ないように感じますが、本当にそうでしょうか?

そもそも女性より便秘になりにくい理由は?

そもそも、なぜ男性は便秘になりにくいという印象があるのでしょうか?実際に、研究では女性の方が便秘になりやすいことがわかっています。

その原因の1つとしては、女性ホルモンである黄体ホルモンの影響があります。黄体ホルモンは月経周期後分泌されるもので、腸の蠕動運動を抑制する働きがあるためです。

また、黄体ホルモンは子宮を妊娠状態に適した状態に整えるために必要なホルモンであり、それが原因で妊婦さんは便秘になりやすいと言えます。妊娠後期になると、黄体ホルモンの働きは抑制されるものの、お腹が大きくなることで腸が圧迫され、便の通り道が狭まり、便秘が起こりやすくなります。一方で、男性は黄体ホルモンの影響を受けないため、このような状況は起こりません。

その他食べる量も関係しています。食べる量が少ないと便の量がそもそも少なくなるため、便秘になりやすいのですが、男性は女性と比べて多く食べることが一般的です。そのため、便秘になりにくいとされるのでしょう。

また男性は女性と比べると、排便を行うことに対して羞恥心が少ない人が多いと考えられています。恥ずかしくないと、便意を感じてトイレにいくこと我慢しないので、便秘になりにくいといえます。

後半2つの理由はあくまで一般的とされる男性のイメージからの比較なので、当てはまらない方もいるでしょう。

原因の多くは「ストレス」や「生活習慣」

冷や汗を伴うような急性の便秘や、便秘以外に深刻な症状が他にある場合以外は、便秘に緊急性がないことがほとんどです。

一般的な便秘の原因の多くは食生活の乱れや水分不足、ストレスによるものだといわれています。男性の場合にもそれは例外ではありません。

その他の原因としては、加齢によるもの、また便意を我慢することで引き起こされる便秘もあります。

上記に見てきたように、病気や薬の影響なども原因として考えられるケースがありますが、大きな病気が隠れている場合は大抵、便秘以外にも激しい腹痛や血便など気になる症状が現れます。ただし、全てがそうとは限らないので、便秘の方は医師の判断を仰ぐことが大切です。

過敏性腸症候群

男性が悩む便秘は、会社など緊張や不安によるストレスの多い環境にいることで引き起こされる、過敏性腸症候群が少なくありません。以下過敏性腸症候群に関して解説していきます。

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は、検査などで腸や肛門などに問題が認められないのにかかわらず腸の内臓神経が過敏になってしまい、慢性的に下痢や便秘、腹部の膨張感など異常を感じる症候群です。症状によって「下痢型」「便秘型」「不安定型」の3つに分けられます。

下痢型

下痢型の方は、不安や緊張でストレスがかかると下痢になってしまいます。便の状態としては固形物が全く含まれない水様便、縁がない不定形の便で、腹痛を伴うことが多いため日々の生活に支障をきたすことが特に大きいタイプです。

便秘型

便秘型の方はストレスを感じると便秘になってしまいます。木の実のような形状のころころした硬い便となり、排便が困難な状態となることが多いです。

不安定型

不安定型は、下痢型と便秘型の混合タイプです。同じくらいの頻度でどちらの症状も起こります。

過敏性腸症候群の対策方法

内臓神経が過敏になって起こる過敏性腸症候群ですが、その原因はストレスのほかに、食生活の乱れで引き起こされることもあります。

原因がどちらであるにしろ、まずは食事を中心とした生活習慣を見直すことが大事です。

また、食生活の乱れが少なく、改善を行っても状態が良くならないと感じる場合には、心理療法が効果のあるケースがあります。ストレスまたは心理的な変化が過敏性腸症候群の大きな要因となっているので、リラクゼーションなどの心理療法と必要ならば薬物療法を併用し、症状の緩和に努めます。

この他、自律神経失調症であっても過敏性腸症候群となるため、その可能性がある場合には、医療機関を受診する必要があります。

誘発しやすい食品を控える

過敏性腸症候群の改善にはまず食生活を見直すことから始めます。まずはしっかり3食を規則正しくとることが大事です。

そして特に便秘になる方は水分をしっかりとることを意識します。さらに腸の内臓神経を過敏にするリスクのある食品は控えるようにしていきましょう。

腸の内臓神経が過敏になるリスクのある食品とは、例えばカフェイン類、脂質、香辛料を多く含むものです。そういったものを避けるよう日ごろから気を付けるようにしましょう。

カフェイン類は、大腸や直腸の動きを刺激する働きがあるので、過敏症を促進させてしまう可能性があります。脂質も多い食事は症状を悪化させることがわかっています。

また、香辛料の成分であるカプサイシンやシナモン、ターメリック、ショウガ、胡椒などを多く摂取することと過敏性腸症候群の発症との関連性が高いといわれています。

さらにミルクや乳製品も下痢症状を悪化させることがあるため、下痢型の方は摂取のしかたや量に気を付けるようにしましょう。

以上のような食品を控えることで、かなり改善されることがあるため、日々の食事内容を見直してみるとよいと思います。

適度な運動

過敏性腸症候群の改善にはヨガやウォーキング、エアロビクスなどの運動を、適切な指導のもと行うことが効果的であるとされています。

またヨガ、散歩といったリラックスを伴う適度な運動は特に、自律神経を安定させるため、おすすめでしょう。

便秘型の方に関しては腸を動かすようなねじりを入れた運動も蠕動運動を促すので効果的です。

食物繊維を摂る

食事で食物繊維を取り入れることは過敏性腸症候群の改善につながります。食物繊維には、水に溶ける(ジェル状になる)水溶性食物繊維と溶けない不溶性食物繊維があり、どちらかが多すぎることなくバランスよくとることが大切になります。

水溶性食物繊維は海藻類やこんにゃくなどに多く含まれており、不溶性食物繊維はきのこ類や野菜に含まれています。

下痢型の方は、不溶性食物繊維を多くとりすぎると腸が刺激されて、下痢を誘発する可能性があるため注意が必要です。水溶性を意識して取るようにしましょう。

まとめ

今回は、男性の方の便秘について特に考えてきました。便秘は急性のものや他に気になる症状がある場合には医療機関を受診する必要がありますし、そうでなくても隠れた病気がある可能性も否定できません。専門家の指導の下、自ら取り組めることとしては、まずは生活習慣を見直すことを心がけるようにします。

男性の場合には、女性に比べて以下のような理由から便秘になりにくいとされています。

・女性ホルモンである黄体ホルモンの影響を受けない

・排便に羞恥心が少なく、我慢することがあまりない(ことが多い)

・食事量も多い(ことが多い)

しかし便秘で悩む男性ももちろんいます。多くの原因はストレスや食習慣の乱れであり、ストレス社会を生きる男性は過敏性腸症候群に悩む人も少なくないようです。

過敏性腸症候群も食生活を見直し改善が可能です。

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