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2023/07/31

現代人は免疫が低下しやすい?免疫低下を防止する方法

免疫低下は多くの疾患の原因にもなってしまいます。そこで、本記事では、免疫に関する基本的なことから、免疫低下の原因、免疫が低下して起こる症状、そして免疫低下を防止する方法に関して具体的にまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

免疫とは

免疫とは疫(えき)から免れる(まぬがれる)という文字の通り、病気にならないために、その原因から体を守る防御システムのことを指します。その原因とは、生体にとっての異物です。私たちの身の回りにはウイルスや細菌など、多くの異物が存在しており、これらの異物が何らかの形で私たちの体の中に入ってきてしまうことはしばしばあります。その際、私たちの体の中で免疫機構が働き、それらの異物を排除してくれるのです。そこで、まずは免疫のシステムについて詳しく解説したいと思います。

自分の身体を守る防疫システム

私たちの体を守ってくれる防護システムが免疫です。免疫細胞などが私たちの体の中で異常が起きてないか常にパトロールしてくれているとイメージすると良いでしょう。仮にウイルスによる感染症や癌がなどの病気が発生しそうな際に、免疫システムはすぐに働いてくれて、その異常を取り去り、私たちの体を健康に保ってくれています。

自然免疫

免疫には主に自然免疫と獲得免疫があります。自然免疫の「自然」とは、人が生まれつき持っているという意味です。ウイルスや細菌などの異物が侵入した際、真っ先にそれらの侵入物を標的にして攻撃を仕掛ける免疫機能のことで、好中球やマクロファージと呼ばれる免疫細胞が関わっています。生体防御の最前線というイメージを持ってもらえると良いです。

獲得免疫

獲得免疫とは、一度侵入してきた侵入物を記憶し、再度それらの病原体が入ってきた際に、すぐに対処できるようにする免疫システムのことです。自然免疫で防ぎきれなかった病原体に対する第二の防御のようなものです。獲得免疫はT細胞やB細胞と呼ばれるリンパ球が機能することが知られており、細胞性免疫と液性免疫に分けられます。

細胞性免疫

細胞性免疫では主にヘルパーT細胞やキラーT細胞が活動する免疫機構になります。これらはいずれもリンパ節に来た樹状細胞の司令によって病原体の情報を受けて活発化します。増殖したキラーT細胞は、体内を循環し、病原体に感染した細胞を見つけると、その細胞ごと病原体を排除します。

一方で、増殖したヘルパーT細胞は、問題のある部位へ行って、そこで闘うマクロファージを活性化させ手助けをします。

液性免疫

液性免疫とは、B細胞が主に活躍する免疫になります。上記のように、ヘルパーT細胞が活性化すると、B細胞も刺激されます。活性化されたB細胞は細胞を増やし形質細胞という免疫細胞に成熟し、形質細胞は抗体を大量に産生することができます。産生された抗体は細胞外の体液中へと分泌され、抗原に対して特異的に結合し排除します。

免疫が低下する要因

免疫のシステムについて、自然免疫と獲得免疫があり、さまざまな免疫細胞が病原体から私たちの体を守ってくれるために活躍してくれていることがわかったと思います。しかし、私たちが以下に示すような生活習慣を送っていれば、免疫細胞の活動は減弱してしまい、免疫力も低下してしまう恐れがあります。

睡眠不足と長時間睡眠

睡眠不足が続いてしまうと、免疫力が低下してしまい、体の不調が続いたり、病気や感染症になりやすいリスクが上がると言われています。一方で長時間の睡眠も免疫に悪影響であることがわかりました。

大学生の睡眠時間と風邪のひきやすさを調べた実験では、睡眠時間が6時間以下の短時間睡眠と10時間以上の長時間睡眠の人に風邪をひく回数が多いことがわかったということです。この結果から、睡眠が免疫活性の促進に関係していることが裏付けられました。

運動不足

免疫低下を含め、日本では運動不足が原因で毎年5万人の方が亡くなっているといわれています。ですので、健康のために運動を取り入れる意義は大いにあるでしょう。運動不足解消による効果は様々ありますが、免疫力向上もその一つです。適度な運動は免疫力を高めることは知られていますが、その理由はストレスや感染に対する抵抗力(防衛体力)が強化されるからだと考えられています。

一方で激しい運動は免疫を低下させてしまうというデータもあります。これはNK細胞やT細胞の数や機能など、免疫の機構を一時的に低下させてしまうことが原因だと考えられています。よって運動で免疫力を高めようと考えるのであれば、適度な運動にとどめるよう心がける必要があるでしょう。

食生活の乱れ

乱れた食生活は腸内環境の悪化につながります。腸内環境と免疫は密接に関わっており、免疫力の約70%を腸内細菌が作っているといわれています。そのため、不規則な食生活や暴飲暴食は腸内環境のバランスを崩してしまい、免疫細胞の活動に支障をきたし、結果的に免疫力の低下に繋がってしまいます。バランスの取れた食生活と、食べる量は腹八分目を心がけましょう。

飲酒・喫煙

飲酒や喫煙も免疫細胞に大きな悪影響を与えてしまいます。アルコール中毒者などはお酒の飲み過ぎによって、肝機能が低下し、結果的に免疫システムの維持に必要とされる栄養分が十分に行き届かなくなる可能性があります。

また、過度な飲酒は腸内環境のバランスにも悪影響であり、免疫力の低下を引き起こしてしまう恐れがあります。そして、これに喫煙が加わると、腸内の細菌数や細菌種が減少し、さらに腸内環境が悪化することがわかっています。

加齢

加齢によって免疫力の低下を引き起こしてしまいますが、獲得免疫の方が顕著に影響を受けると言われています。老化によって、T細胞機能の低下がみられるとされ、T細胞は胸のあたりにある胸腺という臓器から主に作られますが、加齢によって胸腺はどんどん萎縮してしまいます。結果、新しいT細胞の供給が減少してしまい、免疫力の低下に繋がってしまいます。

遺伝

免疫機能は遺伝するという報告もされています。免疫細胞によって生み出される抗体の数や免疫反応の強弱などは個人差があり、それは遺伝情報によって決められています。これらの遺伝情報を持つ遺伝子は総称して免疫応答遺伝子とも呼ばれ、近年ではエイズに免疫がある遺伝子をもつ人がいることもわかっています。

ストレス

様々なストレスが免疫の機能に影響を与えることは一般的にも知られているのではないでしょうか。脳で認識したストレスは、自律神経系の交感神経を緊張させた結果で身体の不調を感じます。自律神経は内分泌系や免疫系と密接に影響しあい体のバランスを整えているので、受けたストレスの刺激が免疫系にも影響してくるのです。

免疫低下で起こる症状

先に示したように、免疫力が低下してしまう要因は生活習慣を含めてさまざまありますが、ここからは免疫が低下することによる症状や疾患について、具体的に解説したいと思います。

風邪

免疫力が低下していると、より一層風邪を引きやすくなってしまいます。風邪を引き起こすウイルスは身近にたくさん存在しており、免疫力が高い人は防御できる一方で、免疫が低下している人は、ウイルス感染細胞を排除しにくい状態となっていますので、風邪症状を起こしてしまう可能性が高まっています。

口内炎

口内炎は体の免疫力が落ちている重要なサインの一つと言われています。免疫力が低下すると、口の中の細菌は繁殖しやすい状態となってしまい、結果口内炎になりやすくなってしまう場合があります。

ヘルペス

ヘルペスは単純ヘルペスウイルス感染によって引き起こされるものですが、先に述べた口内炎と同様で免疫力が低下している状態の時に発症しやすいと言われています。

しかし、免疫力が低下した状態になると、体の神経節のあたりに潜んでいるヘルペスウイルスがここぞとばかりに活性化して、口唇やその周囲に水膨れのような症状を引き起こします。

免疫が低下したときの対処法

免疫が低下すると様々な症状や病気に悩まされてしまう場合があるということはお分かりいただけたと思います。ここからは免疫力が低下しているとわかった際の対処法についても言及したいと思います。

睡眠をしっかりとる

まずは睡眠をしっかりとることを心がけましょう。先に述べたように、免疫低下と睡眠不足は密接に関連しており、睡眠不足によって免疫細胞の減少を引き起こす場合があり、結果的に風邪を引いたりやストレスを感じやすくなります。したがって、十分な睡眠時間を確保し、免疫力の改善に努めるようにしましょう。

水分補給をしっかり行う

水分補給も免疫力アップに重要とされます。私たちの体は60%は水分で成り立っているため、水分補給が不十分な場合は、体の中が水分欠乏状態になってしまい、免疫細胞の活動に支障をきたしてしまいます。そのため、こまめに水分をとるように心掛けるようにしましょう。1日あたり1.5-2L程度の水分を目安に水分補給をすると良いです。

水分補給のタイミング

水分補給をするタイミングは、喉が乾いた時に決まってると思われる方も少なくないでしょうが、それでは遅いとされます。なぜなら、水分を補給して体の粘膜などが潤うまでに時間がかかってしまうからです。そのため、喉が乾いてなくてもこまめに飲むように心がけることが重要ですが、特に寝起きのタイミングは体の水分が枯渇した状態であるため、最低でもコップ1杯の水を飲むようにしましょう。

健康的な食生活

バランスの取れた規則正しい食生活をすることも重要です。健康的な食生活は腸内環境を整えてくれて、結果免疫力の向上につながります。特に納豆などの発酵食品は乳酸菌などの善玉菌が多く含まれており、腸内環境の改善に大きく貢献してくれます。

適度な運動

運動をすることも免疫力向上において欠かせません。適度な運動をすることで、血行がよくなり、体温が上昇することで免疫細胞も活発に働いてくれるようになります。その一方で、激しすぎる運動は逆に免疫力を下げてしまうという報告もあるため、適度な運動を心がけましょう。

免疫の低下を改善する食生活

免疫力を向上させるためには、睡眠や運動など日頃の生活改善が重要です。その中で、食生活も重要であることを言及しましたが、最後に免疫力低下を改善してくれる食材についてもご紹介したいと思います。

粘膜のはたらきを高める食材

粘膜はタンパク質でできているため、タンパク質は摂取しておきたいですが、それと同時にビタミンAやビタミンCなどが粘膜強化に重要であると言われています。鶏肉や豚肉のレバーはビタミンAが豊富で、タンパク質を含んでいるので、理想的な食材かもしれません。ブロッコリー、かぼちゃ、にんじん等の緑黄色野菜も粘膜強化に良いとされます。

自然免疫を高める食材

腸内細菌は免疫細胞の7割以上を産生しているといことで、腸内環境を整える食材が免疫力アップに必須です。納豆、キムチ、ヨーグルト、みそなど乳酸菌を多く含む発酵食品は理想的な食材だと思われます。また、きのこ、さつまいも、ごぼうなどの食物繊維が豊富な食べ物も善玉菌を増やすのに一役買ってくれます。特に善玉菌である乳酸菌は自然免疫に関わっているナチュラルキラー細胞を活性化させる効果があると言われています。

獲得免疫を高める食材

獲得免疫に携わっているのはリンパ球であるT細胞とB細胞です。それらの細胞に栄養を与えてくれるのがビタミンB6と言われています。カツオ、マグロ、ヒレ肉、赤ピーマン、バナナなどの食材は、ビタミンB6を含んでいるとされますので、これらの食材を食べることで、獲得免疫の上昇に期待が持てます。

免疫機能の維持に役立つ機能性表示食品

最後に免疫対策に役立つ機能性表示食品を紹介します。免疫調節に重要だとされるプラズマサイトイド樹状細胞に働きかける、プラズマ乳酸菌を配合した商品が注目されています。プラズマサイトイド樹状細胞は免疫の司令塔として、正常な免疫機能の働きをコントロールすることで体調を維持すると考えられています。

このプラズマ乳酸菌を機能性関与成分として届出た機能性表示食品は、プラズマサイトイド樹状細胞に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。

サプリメント形状やヨーグルト、お茶、チョコレートなど様々な商品が販売されているので、好みに合わせて選んでみるのも良いでしょう。

まとめ

今回は免疫低下に関することをまとめてみました。私たちが健康に暮らしていく上で、免疫は大変重要な役割を担っています。もしも免疫が低下していると感じた際は、本記事を参考に、生活スタイルの改善を図り、免疫力低下を防止するよう心がけましょう。

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